わからないこと。

2001年12月1日
12月です。師走です。走ります。いろんなものが。

けっこう暗い話なんでそうゆう話が受け付けない人、
読まないでね。

バイト先の新人さんが自殺したそうです。
昨日の話。
私は直接会った事はなくて、ちょうど、昨日、シフトが入れ替わりで入ってて、初めて会うなー、と思っていたところでした。
家を出る前にバイト先から電話があって、少し早く来て欲しいと言われたときは、誰か風邪でも引いて休んだのかなーと思ったのだけれど。
毎日毎日、何気なく過ごしているから、それは思いもつかないところに ひょこっ とあらわれる。
本当はいつどこにだってあるもののはずなんだけれど。
事故とか自殺とかって、本当に、どうしようもなく唐突に、それまであった存在をなくしてしまうもので。
自殺されると、今自分が生きてる世界(言葉が大げさな気もするけどぴったりな他の言葉が思いつかない)を否定されたように感じる。
だから残された家族とか、「残された」って修飾がつくのか。
そのバイト新人さんも前日まで普通にバイトしてたらしい。
後で思えば、少し思いつめてる様だったかな、という感じだったらしい。
私は結局一度も会わなかった、けれどもやっぱりショックがあるわけだから、店長や奥さんたちはもっとつらいんじゃないかな。
それが、私には、悲しい。

だから自殺した人に、もし言葉がとどくなら、ばかやろーってわたしは言ってやると思う。
あんたが否定した世界には、あんたがいなくなって心に穴があいたように思う人の数、その穴のおおきさ分、あんたの希望があったんだよ、って。

これは「残された」者の意見。

去年の冬に高校の時の同級生が亡くなって、そう思った。

それまでは、自分から死んでしまう人だって、どうしようもなくなってしまったからでしょう、っていう気持ちもあったけれど。
今もほんの少しだけその気持ちもあるけれど、でもその友達が死んでしまったと聞かされたときから、私は「残された」者の意見しかいわないことにした。

自ら命を絶ってしまった人の考えは、その人が持って行ってしまったから。
その人だけのものだから。



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